| 2025年05月23日 |
| 東大、産総研、地球内部の水から地震の仕組み解明 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:産業技術総合研究所 |
東京大学、東京科学大学、産総研などの研究グループは、地震や火山活動に重要な「地球内部の水・マグマ」の3Dマッピングに成功し、マグマ・水・地震の関連性を明らかにしたと発表した。 今回研究により、東北地方中央部の地震波と電気伝導度の稠密観測および統合解析に基づき、水(地下深部の水溶液流体)と玄武岩質マグマ、安山岩質マグマの識別・定量的マッピングに初めて成功した。 これまでの研究は、地震波速度または電気伝導度のいずれか、あるいは両者の定性的組み合わせに基づいていたため、水・マグマの量や種類の推定に不確実性があった。 今回の統合解析により、地下40㎞までの領域で、これまで推定が難しかった地下の状態をより高い確度でマッピングすることができた。 今後、これらのマッピングを広域的に展開することで、火山噴火や地震発生の中長期評価、さらに減災に役立つことが期待される。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20250523_04_.pdf |