| 2025年05月26日 |
| 塩野義、アステラスなど3社、デジタル治療 検討へ |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:塩野義製薬 |
塩野義製薬、アステラス製薬およびNTTデータの3社は26日、デジタル治療サービスの普及を目指して、「DTx流通プラットフォーム」の開発・運用に向けた検討を開始することで一致し、基本合意書を締結したと発表した。 DTxとは、モバイルアプリケーションなどを通じて「疾患等を治療、管理、予防するため、エビデンスに基づいた治療介入を提供するデジタル治療サービス」で、新たなモダリティとして注目されている。海外では一部すでに普及が進んでおり、日本でも今後の発展が期待されている。 だが、日本のDTx市場はまだ遅れており、認知度の向上や製品開発・流通プロセスの整備など、個別企業では解決が難しい課題も多い。このため3社は連携・協力して取り組むことにした。 3社はDTx市場の「共創」を理念に共同で取り組む。3社の知見を集約し、業界標準に資するプラットフォーム提供を実現することで国内DTxのスムーズな普及と発展を目指していく方針だ。 具体的には、DTx流通プロセスの標準化・医療機関の利用環境の一元化など、DTxの利用に必要な機能を統一することで、医療機関やDTx開発企業の負担を減らし、患者の医療アクセス向上に寄与する。 こうした取り組みを推進する活動として、ヘルスケア企業が参画するコンソーシアムの設立についても検討していく考えだ。 ニュースリリース参照 https://www.shionogi.com/jp/ja/news/2025/05/20250526.html |