2025年05月28日

住友ゴム、CO2再資源化石灰石使用のゴム製品開発

【カテゴリー】：環境/安全 【関連企業・団体】：住友ゴム

住友ゴム工業は28日、住友大阪セメント（本社：東京都港区、諸橋央典社長）と共同で、CO2再資源化人工石灰石を使用した、OA機器用ゴムローラーの開発に成功したと発表した。 　製品には、原料に用いる石灰石をCO2再資源化石灰石（廃棄物に含まれるカルシウム源にCO2を鉱物固定して製造）に置き換えた合成ゴムコンパウンドを使用した。住友大阪セメントとのサステナブルなゴム製品の開発は、今回が初取り組み。CO2再資源化石灰石を充填材に使用することで、「CO2排出削減」と「埋立処分場の延命効果」を兼ね備えた環境性能を実現した。 　 　同製品で使用するCO2 再資源化石灰石には1kgあたり約420gのCO2を鉱物固定しており、住友ゴムが生産しているOA機器用ゴムローラーすべてに適用した場合、年間約36トンのCO2削減が見込まれる。 　同社はこのOA機器用ゴムローラーを、2025年大阪・関西万博の住友グループのパビリオン、住友館「ミライのタネ 」で実物展示している。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1748417827.pdf