2025年05月28日
三菱ケミ、酵素剤タンナーゼで米FDA認証取得
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

 三菱ケミカルは28日、茶系飲料の混濁や渋味を抑制する酵素剤であるタンナーゼについて、米国食品医薬品局( FDA )にGRAS(Generally Recognized As Safe、一般に安全と認められる物質)の届出を行い、このほど、FDA has no questionsのLetterを取得したと発表した。
 タンナーゼは、緑茶に含まれるガレート型カテキンやコーヒーに含まれるクロロゲン酸を加水分解することで、茶系飲料、果汁飲料、清涼飲料、フレーバーウォーター、ゼリー、植物抽出物の混濁や渋味を抑制する酵素剤。当社のタンナーゼは、世界に先駆けて1975年に製品化され、茶系飲料の製造における加工助剤などとして、日本国内を中心に高シェアを維持している。
 GRASは、米国における食品素材の安全性に関する考え方で、資格を有する専門家において一定の使用目的における条件下で十分に安全性があると認められた場合にGRASに該当すると判断される。
 三菱ケミカルは今回、タンナーゼについて、専門家の知見および経験、科学的データなどに基づいて安全性を確認し、FDA へGRASの届出を行った結果、安全性判断に疑問がないとしてNo questions letterを受領た。
 
ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1748418484.pdf