| 2025年05月29日 |
| 4月のエチレン生産45万トン、14.5%増と回復 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:なし |
石油化学工業協会が29日発表した、4月のエチレン生産量は45万1,900トンで、前月比1.4%、前年比14.5%の増加となった。定修プラントはなく(前年は2社2プラント)プラントの実質稼働率は78.6%と前年同月比の82.7%からは低下した。春の定修シーズンの合間を迎え、エチレンをはじめ誘導品の生産に増加傾向が見られた。 主な石化製品の生産量を前年同月と比較すると、全18品目のほとんどが前年比プラスで、マイナスになったのはアセトアルデヒド、アクリロニトリル、キシレンの3品目だった。 同協会では「4月は消費マインドとしては、前月に比べて暮らし向きや雇用環境、耐久消費財の買い替えなど全体的に下向きの動きが見られ、弱含み状態で推移した。一部の業種に回復が見られたものの、トレンドとしては横ばいが続いている」と分析している。 汎用樹脂(4樹脂)の出荷は前年比いずれもプラスだった。輸出は米国と各国、地域間の関税交渉が進む中、先行きが見通せない状況が続いている。各樹脂のの輸出を前年比で見るとLDPE、HDPE、PSの3樹脂はプラス、PPのみマイナスとなった。在庫水準はLDとHDは高め、PPとPSはやや高め推移となっている。 ・主要石油化学製品 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1748495800.pdf ・4樹脂 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1748495800.pdf ・MMA https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1748495800.pdf |