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2025年06月09日
京大、宮城南三陸町干潟から希少魚を「発掘」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:京都大学

 京都大学の邉見由美 フィールド科学教育センター助教は9日、宮城県南三陸町などとの共同研究で、2022年に、宮城県志津川湾の水戸辺川河口の干潟で、地中の深さ約40 センチの空洞から多数のクダリボウズギスを採集し、うち4個体は口の中で卵を守る口内保育を行っていたと発表した。
 
 この発見により、クダリボウズギスは干潟の地中の空洞を生活と繁殖に利用する特殊な生態を持ち、また、最も北方で繁殖するテンジクダイ科であることが判明した。クダリボウズギスが出現した地中の空洞は甲殻類の巣穴である可能性が高いため、宿主となる甲殻類の特定やその関係性を明らかにするためのさらなる調査が期待されるとしている。
 同研究成果は2025年5月31日に、国際学術誌「Plankton & Benthos Research」にオンライン掲載された。
 

ニュースリリース参照
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2025-06-09-1





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