| 2025年06月09日 |
| 日本ゼオン、山形にバイオ由来合成ゴム研究棟完成 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本ゼオン |
日本ゼオンは9日、ゼオンケミカルズ米沢(山形県米沢市、渡邉和紀社長)敷地内に、植物原料由来の原料製造プロセス開発を行う研究棟を完成した。 合成ゴムの主原料であるブタジエンやイソプレンを植物原料から直接生産するバイオ技術の開発を推進し、資源循環型社会の実現を目指す。 同社は、中期経営計画( STAGE30 )に、「カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを実現するものづくりへの転換推進」を掲げ、2030年に全グループにおけるCO2排出量を2020年度比42%削減することを目標値に設定している。 今回、化学反応やバイオオ発酵のプロセス開発をまとめて行える研究設備を整備し、原料転換に主眼を置いたものづくりを進めることで循環型社会の実現を目指す。 同取り組みには、NEDOの「グリーンイノベーション基金事業」の助成を得た。また、山形県企業立地促進補助金の助成対象として県から建設費の一部補助を受けた。 ■研究棟の概要 ◇施設概要 建屋延床面積:590.34平方メートル(2階建) ◇所在地 山形県米沢市八幡原3-446-13(ゼオンケミカルズ米沢内) ◇竣工 2025年5月23日 ◇主要設備 実験室、事務室・会議室等 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1749454183.pdf |