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CHEMNET TOKYO

2025年06月10日
京大・日大、サンショウウオの化石からDNA抽出
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:京都大学、日本大学

 京都大学 日本大学 名古屋大学 北海道大学からなる研究グループは10日、愛媛県大洲市で発見されたオオサンショウウオの化石から古代DNAを抽出し、得られたミトコンドリアDNAの部分配列が日本固有種と完全に一致することを確認したと発表した。
 また、放射性炭素年代測定の結果から、これらの化石は約4,100~3,500 年前のものであることが明らかとなった。現在、四国には日本固有種の個体群がわずかに確認されているが、遺伝的特徴から人為移入の可能性があり、化石の発見地点とは大きく離れた地域に生息していた。今回の結果から、四国西部にかつては野生個体が生息しており、ごく最近になって絶滅したことが明らかとなった。
 同研究成果は、英国の国際学術誌「Scientific Reports」(6月9日)にオンライン掲載された。
 
ニュースリリース参照
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/250610_pr3.pdf





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