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2025年06月12日

積水化、神戸空港にペロブスカイト太陽電池

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：積水化学工業

積水化学工業と、フィルム型ペロブスカイト太陽電池事業を手がける積水ソーラーフィルム（上脇太社長＝SSF）は12日、神戸市および関西エアポート神戸と連携し、神戸空港の制限区域内でフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験を開始すると発表した。空港制限区域内での同太陽電池の設置は国内初。 　2050年の脱炭素社会実現に向けて再生可能エネルギーの導入拡大が求められている。太陽光発電はその主力電源とされてきたが、日本は平地面積が少なく従来のシリコン系太陽電池では適地が限られることが課題となっている。 　一方、フィルム型ペロブスカイト太陽電池には、軽量・薄型で柔軟という特長があり、従来設置が難しかった場所に適用が可能だ。 　今回の実証は、空港制限区域内に設置するもので、軽量・薄型で柔軟性を有するフィルム型ペロブスカイト太陽電池の特性を生かし、空港機能を維持・確保しながら将来的な再エネ導入拡大を見据えた取り組みとなる。 ■実証実験の内容 　神戸空港制限区域内の緑地帯にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を防草シート上に設置、空港特有の耐風性能など安全検証など各種の検証を行う。 ◇設置場所 　：神戸空港制限区域内緑地帯 ◇設置規模 　：フィルム型ペロブスカイト太陽電池約50平方メートルを設置 ◇実証期間 　： 2025年6月～2027年3月（予定） ◇実証内容 　： 空港特有の耐風性能など安全性検証、施工方法の検証、耐久性・発電効率の検証 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1749705524.pdf

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