| 2025年06月18日 |
| 5月のエチレン生産42万トン 前年比 5.8%増 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:石油化学工業協会 |
石油化学工業協会は18日、5月の石化製品の生産実績を発表した。エチレン生産量は42万100トンで、前月比▲6.8%( ▲3万600トン )の減少、前年同月比では5.8%( 2万3100トン )の増加となった。定修プラントは三菱ケミカル(水島)の1センター、稼働プラントの平均稼働率は96.8%だった。定修時期の違いもあり誘導品の生産には化成品や合成ゴムに偏重が見られた。 主な製品の生産量を前年比で見ると、プラスとなったのはPP、PVC、EO、EG、BRなど8品目、またHDPE、VCM、AN、SBR、トルエン、キシレンなど9品目がマイナスとなった。 同協会では「消費マインドとしては、暮らし向きや雇用環境、耐久消費財の買い替え時期などもあり、前月比好転が見られるが、なお弱含みの状況が続いている。汎用樹脂の出荷を分野別に見てもフィルム等の包装分野は伸びていない。増加したのはPSの電機・工業用など限られた分野にとどまっている」と分析している。 <石化製品5月の実績> ・主要石油化学製品 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1750220882.pdf ・4樹脂 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1750220882.pdf ・MMA https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1750220882.pdf |