2025年06月19日

BASF、興人など4社、再生樹脂で食用油向け容器

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：BASF

BASFジャパンは19日、興人フィルム＆ケミカルズ（ 東京都港区：比企 一雄社長 ）、 TOPPAN ( 東京都文京区: 大矢諭社長 ) 、J-オイルミルズ（ 東京都中央区：春山 裕一郎社長 ）と計4社で、ケミカルリサイクルポリアミドを用いた日本初となる食用油向け業務用容器BIBの開発で協業を開始したと発表した。容器包材のリサイクルを促進する。 　ケミカルリサイクルにより使用済み混合プラスチックを基礎原料に変換し、ポリアミドの生産の初期段階に投入することで、化石原料を循環型原料に置き換える。リサイクル原料は、マスバランス・アプローチを使用してポリアミドに割り当てる。再生された製品は、食品接触の要件を満たすなど、従来製品と同等の性能を備えている。 　4社は協業によって2026年3月までに日本初の再生素材を活用した食用油向けBIBの供給に向けたスキームを確立する。4社はさらに、ケミカルリサイクルおよび精製技術を活用し、ポリアミドを用いた複合包材の水平リサイクルを含む循環型モデルの実現を目指す。埋め立てや焼却の削減に寄与することが可能となる。 　 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1750301291.pdf