| 2025年06月27日 |
| 旭化成ファ「抹消神経障害抑制剤」3相開始 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:旭化成ファーマ |
旭化成ファーマは27日、開発中の、ART-123(一般名:トロンボモデュリンアルファ(遺伝?組換え)、日本での販売名:「リコモジュリン」)の「化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)の感覚異常症状の発症抑制」に関する日本国内第3相臨床試験で、最初の患者への投与が開始されたト発表した。 がん化学療法のうち、白金製剤、タキサン系製剤、ビンカアルカロイド系製剤などは末梢神経障害を誘発することが知られている。CIPNは四肢末梢の痺れや痛みを特徴とし、重症度が増すと日常生活に支障を来すだけでなく、化学療法の減量・中止を余儀なくされる可能性があり、患者の予後に影響を及ぼしかねないため、臨床上の課題とされている。 だが現在、CIPNに対して明らかな有効性を示す予防薬および治療薬はない。 旭化成ファーマが開発中の同剤は、れまでに実施された第1相試験および第2相試験で有効性および忍容性が示唆されている。同結果に基づき、関係当局と協議した結果、試験を実施することにした。今回試験では、大腸癌と診断され、かつ白金製剤であるオキサリプラチンを含む化学療法を施行する患者を対象に有効性を評価する。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1751003709.pdf |