| 2025年07月01日 |
| UBE、廃漁網からナイロン繊維再生、実用化 |
| 【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:UBE |
UBEは1日、amu 社(本社:宮城県気仙沼市、加藤広大社長)と共同で宮城県気仙沼市で回収した廃漁網からナイロン繊維を再生するプロジェクトを進めてきたが、このほど、開発品が「仙台うみの杜水族館」の制服に採用されたと発表した。 UBEと amu は双方が持つ技術力と情報ネットワークを駆使し、三陸沖の主要漁法である大目流し網漁法 で使われた廃漁網を回収し、数多くの工程を経て生地への再生を実現した。 UBEが生産・販売するUBE NYLON は自動車部品や食品包装用フィルムを始め、漁網や釣糸にも使用されている。海洋汚染防止の観点から廃漁網等、廃漁業資材の回収・リサイクルはナイロンサプライヤーの社会的責任として、今回、廃漁網からナイロン繊維を再生するプロジェクト、今回の採用に至りました。 今後、UBEは廃漁網だけではなく様々な廃プラスチックによる環境汚染防止/環境保全の取り組みを更に進めてまいります。 <用語の解説> ◆「仙台うみの杜水族館」は、海と人、水と人との新しい「つながり」をうみだす水族館として、豊かな三陸の海を再現した大水槽、世界中の個性的な生きものたちの展示を通じて、うみの魅力をたっぷりとお楽しみいただけます。 (宮城県仙台市宮城野区中野4丁目6番地) ◆ 大目流し網漁法:海中に網を漂わせ、刺さるように掛かった魚を捕らえる漁法 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1751344806.pdf |