| 2025年07月02日 |
| ダイセル、こんにゃく抽出物が睡眠の質に影響確認 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:ダイセル |
ダイセルは1日、仙台白百合女子大学および東北工業大学との共同研究によって、こんにゃく抽出物が睡眠の質に影響を与えていることを確認したと発表した。6月28~29日に広島大学 霞キャンパスで開催された「日本睡眠学会 第49回定期学術集会」で研究成果を発表した。また同研究は、同学会で「ベストプレゼンテーション賞」に選ばれ、副賞を受賞した。 ■研究の概要 研究では、脂質の一種であるリン脂質およびセラミドを含むこんにゃく抽出物の摂取が睡眠に及ぼす影響を明らかにするため、こんにゃく抽出物含有カプセルを被験者が6週間継続して摂取し、睡眠への影響を多角的に評価した。その結果、ノンレム睡眠には群間で差は認められなかったが、レム睡眠の持続時間および出現割合には群間で有意な差が認められた。摂取前後の比較でも、レム睡眠の持続時間が有意に増加していることが確認された。 <用語の解説> ◆ レム睡眠とは :、睡眠の中でも特に脳が活発に働いている状態のこと。レム睡眠の質向上が、記憶力・創造性・精神安定・美容などに寄与するとされている。 ◆「有意に増加」とは:観測されたデータの差が偶然によるものではなく、統計的に意味のある数値の増加であることを示す。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1751359921.pdf |