住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2025年07月09日
「柔らかい物質と堅い物質を混ぜると強靭になる」
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:北海道大学

 北海道大学先端生命科学研究院と、富山大学学術研究部の共同研究グループは8日、「物質が強度(堅さ)と靭性(壊れづらさ)とを同時に持つための仕組み」を線形弾性体モデルと数値計算とによって解き明かすことに成功したと発表した。
 この理論によって、柔らかい物質と堅い物質とを混ぜると、なぜ強靭な物質ができるのか、またどのような比で混ぜると最も強靭になるのかということが明らかになった。
 同知見によって今後、様々な強靭な物質を作成する工程が大幅に簡略化される可能性がある。
 強靭な人工軟骨、ゴム、セラミックス材料などの作成につながり、再生医療から工業材料にいたるまで、広範な分野への貢献が期待できる。
 なお、本研究成果は「The Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」(7月3日)にオンライン掲載された。

(詳細)
https://www.hokudai.ac.jp/news/2025/07/post-1967.html





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