2002年05月16日
ロームが青色LED市場に進出へ、米クリーの技術で
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:豊田合成、日亜化学

 ローム(京都市、075-311-2121)は米クリー社(ノースカロライナ州)との技術提携により青色発光ダイオード(LED)の生産に乗り出すことになり具体計画の検討に入った。

 同社は半導体素子事業の一環として赤色、緑色などのLEDを手がけているが、青色LEDについては市場参入を表明したものの、企業化の時期をうかがっていた。6月中にも発売の予定。

 青色LEDは日亜化学が独自の特許で先行していたが、最近は豊田合成など数社が新技術を開発、市場での競合が激しくなっている。

 青色LEDはフラットディスプレー・パネル、照明機器などに利用され、今後も大型ディスプレーへの大幅な伸びが期待されている。