2025年07月31日
カネカ、気管支拡張用バルーンカテーテル発売
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:カネカ

 カネカは31日、大阪大学と共同開発した気管支拡張用バルーンカテーテル(商品名:SUKEDACHI)の販売を開始したと発表した。
 「SUKEDACHI」は、肺がん診断を目的として開発したバルーンカテーテルで、バルーンで気管支を拡張して気管支鏡の通り道を作り、病変近傍まで気管支鏡を到達させて生検を行う、「バルーン併用気管支鏡送達法(BDBDに 使用される世界初製品。バルーン併用気管支鏡送達法は、大阪大学の三宅浩太郎助教が考案し、カネカが実用化に成功した。
 日本では呼吸器系疾患の患者数は 700 万人以上、うちがん死亡数第一位の肺がん患者数は約33万人にのぼる。 今回開発した製品は、従来到達困難だった肺の奥深くまで気管支鏡を送達させることができるため、診断精度の向上が期待できる。患者負担の軽減につながる。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1753937708.pdf