| 2025年08月21日 |
| 積水化、合成燃料(SAF)開発で米社と提携 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:積水化学工業 |
積水化学工業は21日、米国Velocys Inc.(CEO: Matthew Viergutz=Velocys)は、CO2を 原料とした合成燃料(e-SAF:electro-Sustainable Aviation Fuel)の製造技術構築に向けた戦略的提携のため、基本合意書(MoU)を締結したと発表した。 積水化学のCO2 →COケミカルルーピング技術と、Velocysのマイクロチャネル反応器を用いるFT(Fischer-Tropsch)反応技術を組み合わせた同技術が実現すれば、CO2を資源とする合成燃料の製造が可能となり、脱炭素化への貢献が期待できる。 積水化学はこれまで、CCU技術の社会実装による世界のCO2排出削減を目指し、CO2を高い反応収率(90以上)でCOに変換する独自のケミカルルーピング技術の開発を進めてきた。 一方、Velocys は、都市ごみや産業廃棄物、バイオマス、あるいはCO2から変換される合成ガスを原料として合成燃料を製造するFT反応技術の開発を20年以上にわたって進めてきた。Velocys独自の触媒とマイクロチャネル反応器の設計により、従来のFT反応技術と比べて6~10倍の高い生産性を確立している。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1755753801.pdf |