2025年09月01日
旭化成、三井、三菱ケミ「瀬戸内エチレン」設立
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成、三井化学、三菱ケミカルの3社は1日、水島および岩国大竹地区に保有する全2基のエチレン製造設備について、2030年を目途に生産能力最適化に向けた構想を進めてきたが1日、同検討を加速するため3社間で有限責任事業組合(LLP)を設立したと発表した。
 3社は24年5月から「西日本におけるエチレン製造設備のカーボンニュートラル実現に向けた連携の検討」を進めてきた。また「石油資源に代わる原料のバイオマス化、低炭素燃料への転換」など、エチレン設備のグリーン化や将来の最適生産体制についても、実行時期や各社の役割、共同事業体のあり方などの議論を重ねてきた。
 その結果、これまで議論のをさらに加速ためには、有限責任事業組合(LLP)の設立が必要と判断した。
 本LLPを通じて、2030年を目途にグリーン化を実装し、高い競争力を有するエチレン生産体制の実現を目指す。

■LLPの概要
◇名称 瀬戸内エチレン有限責任事業組合(事務所:東京都千代田区丸の内一丁目1番1号)
◇出資金 150万円(出資比率:3社対等)
◇設立日 2025年8月19日
◇取り組み内容
・西日本に保有するエチレン製造設備のグリーン化と生産体制最適化の検討
・将来共同運営する共同事業体設立の検討

ニュースリリース参照
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2025/2025_0901_4/index.htm