| 2025年09月01日 |
| キアゲン、新規がん治療薬で保険適用取得 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:キアゲン |
キアゲン(本社:東京都中央区)は1日、IDH1遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病(AML)患者を対象とした、バイオベンチャー、セルヴィエ社のIDH1阻害剤「ティブソボ」(一般名 イボシデニブ)に対するコンパニオン診断薬の保険適用を取得したと発表した。 血液悪性腫瘍である急性骨髄性白血病(AML)は、成人の急性白血病の中で最も頻度の高い病型で、末梢血、骨髄などの組織の骨髄芽球のクローン性増殖、造血障害を特徴としている。患者は赤血球、血小板、白血球の数が減少することにより、貧血、出血、感染症などの症状を発生する。 AMLの治療では強力化学療法で寛解を目指すことが標準の選択肢だが、強力化学療法に不適格な患者への標的療法として、IDH1は2017年WHO分類で分子標的治療対象患者を選択するマーカーのひとつとされており、日本人AML患者のIDH1遺伝子変異陽性率は9.5%と算出されている。 セルヴィエ社が開発した「ティブソボ」は、AMLの変異型IDH1に対する選択的阻害薬で、強力化学療法の適応とならない患者への新たな治療選択肢となる。 ニュースリリース参照 ・IDH1遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病(AML)患者を対象とした・・・ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1756702997.pdf (関連ファイル) ・がん化学療法後に増悪したFGFR3遺伝子変異又は融合遺伝子を有する・・・ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1756702997.pdf |