| 2025年09月02日 |
| 東北大など「青色顔料材料、CO2資源化に有効」 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学の藪浩教授らの研究グループは1日、北海道大学、AZUL ENERGYの研究グループと共同で、青色顔料を用いた多層構造の炭素系材料がCO2資源化触媒として有効であることを発見したと発表した。 人工知能(AI)を活用した大規模データ解析により、CO2資源化触媒として220種類の候補物質の中から青色顔料のコバルトフタロシアニン(CoPc)が最適であることを見出した。 カーボンの一種であるケッチェンブラック(KB)の表面にCoPcの殻を形成した炭素コアシェル型触媒を用いて、高い効率でCO2から一酸化炭素(CO)への変換を実現した。 単分子層ではなく多層の CoPc が表面に形成されることが活性向上に寄与することを実験と理論の両方で証明した。 同成果は8月17日に国際的な学術誌「Applied Catalysts B: Environment and Energy 」オンライン速報版に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/250901_pr.pdf |