2025年09月02日
旭化成、ポルトガルに食塩電解工場、運転開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成は2日、世界30カ国・160工場以上で採用されているイオン交換膜法食塩電解プロセスのサプライヤーとして、エンジニアリング界をけん引するCAC Engineering GmbH(本社:ドイツ=CAC」)と協業し、ポルトガルの大手化学企業、Bondalti Chemicals, S.A.(本社:ポルトガル・リスボン)のポルトガル工場で最新電解設備が商業運転を開始したと発表した。
 旭化成、CAC、Bondaltiの3社は、本プロセスを構成するEstarreja工場に設置した9槽の電解槽のうち1槽を「実証実験槽」として活用し、通常運転と並行して実証試験を行う。
 旭化成のワンストップソリューションとCACの高度なエンジニアリング技術、Bondaltiの熟練した運転技術を融合させることで、電力消費量のさらなる削減と資源の有効活用を図り、環境負荷の低減を目指した次世代の食塩電解技術の確立に取り組む。
 取り組みは、ポルトガル政府の「Recovery and Resilience Plan」の支援を受けており、Bondaltiが掲げる脱炭素目標の達成を後押しする。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1756793376.pdf