| 2025年09月02日 |
| 京大など「植物の時計と成長の温度一致」 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:京都大学 |
京都大学の工藤洋教授、名古屋大学の村中智明助教らの研究グループは2日、「植物の時計が停止する温度では成長も停止することを野外データから発見した」と発表した。 植物には概日時計という1日周期のリズムを生み出すメカニズムがあり、さまざまな生理現象を昼夜サイクルに同調させて制御している。 研究グループは今回、野外トランスクリプトームの1時点データから概日時計の振動振幅を推定する方法を開発した。その結果、日平均気温が約7℃低下すると、振幅が大きく減少することを見出した。 同研究成果は8月7日に日本植物生理学会の国際学術誌「Plant and Cell Physiology」にオンライン掲載された。 |