| 2025年09月04日 |
| 旭化成、人の動き・姿勢をカメラレスで検知 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:なし |
旭化成エレクトロニクスは4日、アンテナ一体型ミリ波レーダーモジュール「AiM(Antenna-in-Module)」と、新たに開発した小型評価キットを組み合わせたセンシングソリューションの提供を開始したと発表した。 「見守り」をはじめとする人の状態検知機能の実装を検討している機器メーカーに向けて、呼吸・位置・姿勢などをセンシングできる環境を提供する。カメラを使用しないため、プライバシーに配慮したセンシングが可能。また、アンテナ設計やレーダー信号処理の専門知識がなくても、PoC(概念実証)を短期間で立ち上げられる構成となっており、スムーズな検証・導入を支援する。 これにより、家電、住宅設備、IoTデバイスなど、機器メーカーの多様な製品開発において、センシング機能の早期実装と差別化に貢献します。 ■アンテナ一体型ミリ波レーダーモジュール「AiM (Antenna-in-Module)」: 今回提供を開始したアンテナ一体型ミリ波レーダーモジュールは、ミリ波レーダーIC とアンテナを23 mm × 23 mmの基板に一体化したコンパクトなモジュールで、多チャンネル測定と高角度分解能により、人物の位置や動き、転倒などを高精度に検知する3Dセンシングを実現する。従来は専門的な設計が必要だったアンテナ部分をモジュール内に統合することで、開発工数の削減とスピーディな導入を可能にした。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1756972891.pdf |