| 2025年09月11日 |
| DIC、バッテリー発火延焼を防ぐ吸熱パッド開発 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:DIC |
DICは11日、リチウムイオン電池(LIB)の熱暴走による発火の延焼リスクに対応する延焼防止吸熱パッド「GELRAMIC.(ゲラミック)」を開発したと発表した。 発火の際に発生する高温を強力に吸収(吸熱)する特殊ゲルを内包し、熱エネルギーを効率的に制御することで温度上昇を抑制、LIB外部への延焼を防止する。さらに、高温下でゲルがセラミック化することで、断熱性・耐破片性を発揮し、延焼と熱伝播を物理的に遮断する。 現在、複数の顧客・パートナーと評価を進めている。短期的には使用済みLIBの回収・リサイクル分野(LIB回収ボックスなど)への導入、中長期的には電動アシスト自転車や電気自動車(EV)など車載用LIBへの展開を視野に市場展開していく方針。2030年までに約10億円の売上を目指す。 近年、モバイルバッテリーやEVなどLIB搭載製品の普及に伴い、バッテリーの過熱・発火事故が深刻な課題となっている。環境省によると、2023年度には廃棄物処理施設などでLIBに起因する火災事故が全国で約8,500件発生しており、その多くが不適切な廃棄が原因とされている。また、電動アシスト自転車やEVでも、LIBを原因とした事故が相次いでいる。 DICはこれらの課題に対応するため、独自技術でLIBの異常発熱時に熱を吸収し、発火に至たる熱暴走時の延焼リスクを大幅低減する吸熱パッド「GELRAMIC」を開発した。通常時は柔軟で取り付けが容易な吸熱パッドが熱暴走時には吸熱・セラミック化し、断熱性と耐破片性を発現する。この作用により、LIBのセル間での熱暴走の拡大(連爆)や周囲への損傷を防ぐことができる。 なお同社は9月17日~19日に幕張メッセで開催される「BATTERY JAPAN 二次電池展」に同製品を出展する。 ニュースリリース参照 https://www.dic-global.com/ja/news/2025/products/20250908161858.html |