| 2025年09月16日 |
| 京大・北大、キタオットセイ回遊を衛星で追跡 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:京都大学 |
京都大学野生動物研究センターの三谷曜子教授、北海道大学の三寺史夫名誉教授らの研究グループはこのほど、衛星発信器を用いてキタオットセイの北上回遊と海洋環境との関係を明らかにしたと発表した。 キタオットセイは、繁殖地と越冬地のあいだを季節的に長距離回遊する鰭脚類であり、日本近海は非繁殖期に豊富な餌資源を提供する主要な越冬海域のひとつ。これまで、繁殖地からの南下回遊についてはよく 知られていたが、春に越冬海域から繁殖地へと戻る北上回遊については、詳細な情報が不足していた。 今回、衛星発信器を用いて若齢のオス個体の北上移動を追跡し、移動経路や行動の特徴を記録した。 その結果、餌となる生物が集まりやすい大陸棚縁辺部や水温8~13℃の海域で採餌行動が集中していることが明らかになった。さらに、高気圧性渦の縁辺部を利用して移動する傾向も確認された。長距離移動におけるエネルギー消費を抑えるために、渦の縁辺部を利用している可能性も示唆された。 同研究成果は7月30日付の国際学術誌「Deep-Sea Research Part 1」にオンライン掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/250912_pr.pdf |