| 2025年10月03日 |
| 九大、小笠原諸島で小蛾類4新種発見 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:九州大学 |
九州大学 農学研究院の広渡俊哉名誉教授らの研究グループは3日、小笠原諸島で野外調査を行った結果、新たに4種の新種を含む計8種の小蛾類を発見したと発表した。さらに、3つ以上の列島で採集された種について、COIバーコード領域に基づくDNA解析を行ったところ、トリノスツマオレガとキモンツマオレガについては列島間で明確な遺伝的分化が確認された。 小笠原諸島には多くの固有種が生息しており、種分化の途中過程を良好に保存しているため「進化の実験場」とも呼ばれている。様々な環境に適応可能な腐食性蛾類のヒロズコガ科も、小笠原諸島で独自の種分化を遂げていると考えられるが、その多様性は不明だった。今回調査で、トリノスツマオレガとキモンツマオレガについては列島間で明確な遺伝的分化が確認された。 今回の固有種の発見は、小笠原諸島の世界自然遺産としての価値をさらに向上させるとともに、小笠原諸島におけるガ類多様性の解明に大きく貢献するものとなる。 なお本研究成果は動物分類学に関する国際誌「Zookeys」に2025年8月26日に掲載された。 |