2025年10月08日
東洋紡、抗体医薬品「分離膜デバイス」新開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東洋紡

 東洋紡は、大塚化学と共同で、抗体医薬品製造プロセスに向けに正の電荷を帯びた不純物(陽性荷電性物質)の除去性能に優れた「カチオン成分分離膜デバイス」を開発、8日~10日パシフィコ横浜で開催中の「BioJapan 2025」に出展した。
 今回共同開発したのは、大塚化学が持つ荷電性物質を特異的に吸着可能なポリマーを精密な孔径制御技術によって中空糸膜化することで、目詰まりの抑制と不純物の吸着性能を両立した「カチオン成分分離膜」と呼ばれる分離膜デバイス。抗体医薬品は、分離対象の抗体が負の電荷(アニオン)だけでなく正の電荷(カチオン)を持つ種類があるため、「アニオン成分分離膜」だけでは高精度の分離が困難だった。
 アニオン成分分離膜デバイスをはじめとする分離膜の開発で培った技術・ノウハウを水平展開することで開発した「カチオン成分分離膜デバイス」は、工程数の削減や作業時間の短縮に寄与するという同じ特長を有する。「カチオン成分分離膜デバイス」を、抗体精製用・中空糸膜デバイス製品「TerpSep」シリーズのラインアップに加えることで、精製工程の分離ニーズに幅広く対応する。