| 2025年10月14日 |
| 九大、慢性便秘症に新たな突破口実証 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:九州大学 |
慢性便秘症は日常生活の質を低下させるが、九州大学医学研究院の小川佳宏教授らの研究グループは10日、自然科学研究機構の箕越靖彦教授らと共同で、マウスを用いた最先端のオプトジェネティクスなどの神経科学的手法を用いて、排便を制御する脳の中枢が主に橋(脳の部位の一つ)の「 バリントン核 」に存在することを初めて実証したと発表した。 さらに同核内の2種類の神経細胞が、それぞれ異なるタイプの排便反応(即時型と遅延型)を担うことを明らかにした。また、視床下部室傍核や腹外側部水道周囲灰白質といった脳領域が上流からこれらの神経を調節していることも解明した。 同研究により中枢神経系による排便制御の具体的な仕組みが明らかとなった。 今後、慢性便秘症や排便障害の病態理解を大きく前進させ、将来的には新規治療法の開発に貢献すると期待される。 同成果は米国医学誌「Cellular and Molecular Gastroenterology and Hepatology」(10月10日)に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1340 |