| 2025年10月15日 |
| 九大、盛夏期に出現する台風の実体を解明 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:九州大学 |
九州大学大学院 理学研究院の川村隆一教授の研究グループは14日、高解像度数値シミュレーションと大気再解析データを併用して、モンスーンジャイア(台風)の二つの側面(総観スケールと月平均のスケール)に注目することで、モンスーンジャイアの発生・持続メカニズムの全容を明らかにしたと発表した。 解析結果から、 (1)総観スケールでは、水平規模が2500kmに及ぶ台風の外側循環(outer circulation)がモンスーンジャイアの主要な形成要因であること (2)複数の台風による外側循環の交替が水蒸気コンベアベルトの発達を介して繰り返され、交替が繰り返されることでモンスーンジャイアは持続すること (3)長周期の時間スケールではモンスーンジャイアは積雲対流加熱に対するロスビー波応答の特徴が顕在化することを明らかにした。 これらの知見は、時として日本に甚大な豪雨災害をもたらす台風の遠隔降雨の発生メカニズムの解明とその予測、台風の発生環境場の形成要因と台風の発生予測などに大きく貢献する。また、豪雨災害ハザード(危険度)予測の観点だけでなく、モンスーンジャイアと台風活動の近未来予測も益々重要な課題になると考えられる。 同研究成果は9月27日に国際学術誌「Atmospheric Research」にオンライン掲載された。 また研究にはJSPS科研費補助金の助成を受けた。 (詳細) https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1346 |