2025年10月20日
出光・千葉工大の太陽電池衛星 打上げ成功
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:出光興産

 出光興産は20日、同社が開発する宇宙用CIGS太陽電池が搭載された超小型衛星「BOTAN」が、千葉工業大学によって10月10 日に国際宇宙ステーション(ISS)から放出され、予定されていた初期ミッションを達成したと発表した。初期ミッションの一つとして、出光が開発する宇宙用CIGS 太陽電池の宇宙実証が行われ、宇宙空間において「BOTAN」へ電力の供給ができていることが確認された。
 「BOTAN」は1辺10cmの立方体サイズ・約1kgの「キューブサット」と呼ばれる超小型衛星で、今回、千葉工大の学生が「高度技術者育成プログラム」の一環として開発した。

 従来の大型衛星と比較して、低コストでの開発と打ち上げが可能なキューブサットは、近年研究が盛んで、大学や企業などによる宇宙開発参入の契機の一つとなっている。また、大規模かつ広範な通信や地球観測を可能にするコンステレーション(複数の人工衛星の連携)の手段としても大きく期待されている。

 「BOTAN」は、2023年4月に千葉工大の学部2年生(当時)が開発に着手したキューブサット。今年9月15日にアメリカ・スペースX社ファルコン9ロケットで打ち上げられ、シグナス補給船でISSに輸送された。10月10日にISSから放出された後、地上と衛星間の通信が確立された。その後、衛星基本機能の宇宙空間での動作確認を行い、計画していた初期ミッションを達成した。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1760941956.pdf