| 2025年10月24日 |
| 出光、フィリピンで「水田コンソーシアム」 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:出光興産 |
出光興産は24日、大阪ガス、兼松、Green Carbon、損害保険ジャパン、東邦ガス、芙蓉総合リース、三菱 UFJ 信託銀行と共に、二国間クレジット制度(JCM= Joint Crediting Mechanism)に基づく水田由来のクレジットの普及拡大を目指す「水田JCMコンソーシアム」を組成したと発表した。 同コンソーシアムは、各社がフィリピンで推進する間断灌漑技術(Alternate Wetting and Drying)を活用したプロジェクトによって、米の収量がどの程度増加するか、天候が間断灌漑技術にどの程度影響を与えるかを分析し、パートナー国との農業分野におけるJCMの普及拡大に貢献することを目指す。 JCMとは、日本とパートナー国が協力して温室効果ガスの削減に取り組み、その成果を両国で分け合う制度のこと。日本とフィリピンは、間断灌漑技術がJCMクレジットの対象として両国間で承認されており、フィリピンはパートナー国の中で、農業分野におけるJCMクレジット発行に向けた取り組みが最も進んでいる国の一つ。 間断灌漑技術とは、水稲の栽培期間中に一定期間、水田の水を抜き、土壌を乾燥させた後、再び水を張ることを繰り返す管理手法をいい、一般に水を張った水田はメタンが発生しやすいことから、水を抜く期間を設けることで、常時水を張った状態と比較してメタンの排出を減少させることができる。土壌の質によっては、メタンの排出を約30%削減するとともに、米の収量を向上させるという研究結果も報告されている。 一方、間断灌漑技術の実施は天候の影響を受けやすく、その相関性については十分な分析がされていないという課題がある。 今回発足したコンソーシアムは、フィリピンにおける間断灌漑技術の各プロジェクトの情報を分析し、価値やリスクを発信することで、JCMに基づく水田由来のクレジットの普及拡大を目指す。 米の収量の増加などプロジェクトによる複合的な価値をパートナー国の政府関係者や農家へ実データを基に伝えることで、さらなるJCMへの関心と期待の高まることを目指す。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1761283112.pdf |