2025年10月31日
三井化学グループのKulzer社、体制強化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は31日、ドイツの100%子会社であるKulzer GmbH(本社:ドイツ・ハーナウ市)が、事業の重点地域をEMEA・米州を中心とした地域に絞り込み、DXを活用してより効率的に販売を伸ばすとともに、資本効率の高い事業に構造転換するために、事業構造改革に着手したと発表した。

 同社はこのほど、EMEA市場で伸長するKulzerの主力製品“人工歯”の生産を、アジア(中国)と欧州(ドイツ)の2拠点からドイツに集約することを決めた。これにより、スケールメリットを活かしたさらなる生産効率改善を実現する。さらに、マザー工場として製品品質の向上と供給安定性を確保し、重点地域における販売拡大加速につなげる。

 Kulzerは2024年、経営体制を一新することで、リーン・マネジメントを強化し、主要市場であるEMEA・米州を皮切りに、DXを活用し、顧客へのソリューション提供力の効率化と販売力の強化を進めてきた。これらの成果により販売管理部門人員の15%削減を可能にした、売上高販管比率はグローバル競合各社と同水準となった。引き続き、構造改革を加速し更なる競争力強化を進めていく方針。オーラルケア(口腔衛生)事業では組織体制の強化を通じたコスト低減と、売上高の伸長による収益性の改善により、歯科領域でのグローバルカンパニーをめざす。

<用語の解説>
■EMEAとは :「Europe, the Middle East and Africa」の略で、ヨーロッパ、中東及びアフリカを指す。読み方は「エミア」、「イミア」、「イメア」など。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1761882767.pdf