| 2025年11月14日 |
| 京大、炎症の鍵「IL-1βの放出メカニズム」可視化 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:京都大学 |
京都大学の滝田順子 医学研究科教授らと東京大学、東京科学大学、ベルギー・ゲント大学等による国際共同研究グループは13日、細胞の分泌過程を可視化できる顕微鏡技術「LCI-S」を中心とした単一細胞解析技術を用い、ヒト単球における炎症性サイトカインIL-1βの分泌メカニズムを単一細胞レベルで解明したと発表した。 その結果、IL-1βは「生きた単球」からではなく、ごく一部の単球(約5~10%)が炎症性細胞死(パイロトーシス)を起こす過程で放出されることを世界で初めて実証した。 この発見により、従来「炎症性サイトカイン」として知られていたIL-1βが、細胞死に伴ってDAMPとして放出される分子であることが明らかになった。さらに、自己炎症性疾患であるクリオピリン関連周期熱症候群(CAPS)患者の単球では、この経路が自発的に作動していることを確認し、ヒト炎症疾患の発症機構を直接的に示すとともに、炎症制御の新たなパラダイムを提示した。 本研究成果は、2025年11月11日に、国際学術誌「Nature Immunology」に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2025-11-13 |