2025年11月25日
北大「地球の水素と炭素、コア状態で存在」
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:北海道大学

 東京大学理学部の廣瀬敬教授らの研究グループは25日、地球の水素と炭素の9割以上がコアに存在していることが分かったと発表した。北海道大学と共同で、金属鉄とシリケイトメルト間の水素と炭素の分配係数を決定した。金属鉄はコア、シリケイトメルトは地球形成時に地球を覆っていたマグマオーシャンにあたる。今回の実験の結果、地球内部の高圧高温下では水素・炭素ともに、鉄と合金を作りやすいことがわかった。また水素・炭素の分配係数をそれぞれ別個に調べた場合と比べて、2つが同時に存在すると互いに影響し合うことにより、双方の分配係数とも大きく低下することが明らかになった。
 さらにその分配係数を使って、地球の集積とそれに続くコア形成に関するモデリングを行い、現在観測される海+地殻+マントル中の水・炭素の量やその他の観測量(例えば地球全体に占めるコアの質量割合)などを説明する、コア中の水素・炭素量を推定することに成功した

ニュースリリース参照
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/251125_pr.pdf