2025年11月26日
日鉄ケミ新素材、VAIOノートパソコンに採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:日鉄ケミカル&マテリアル

 日鉄ケミカル&マテリアルは26日、同社が開発した「NS-TEPreg」(熱可塑性樹脂を用いたカーボン繊維複合材料)が、VAIO社の新ノートパソコン「VAIO SX14-R」の筐体に採用されたと発表した。

 新製品「SX14-R」の筐体は「NS-TEPreg」の加熱成形時に自由に賦形できる特長や、他の熱可塑性プラスチック部品との熱融着接合できる特性を活かして、デザイン性を有するエッジ部形状の加工において、パーツ同士の接合境界が目立たない一体感ある外観が実現されている。

 「NS-TEPreg」は、成形後の表面平滑性に優れているため、塗装にあたっては繊細なカラーリングや質感の表現が可能となり、製品の意匠性・外観価値を一層高めている。

 また、グループ会社の日本グラファイトファイバーがもつピッチ系高弾性炭素繊維「GRANOC」を適用することで、軽量かつ高剛性といった物性の付与が実現でき、筐体の薄型化と同時に高い堅牢性が確保されている。さらに、熱伝導性の高いピッチ系炭素繊維により、装置全体の排熱効率を高めることができるため、電子部品が集積する製品の放熱設計にも貢献している。

「 NS-TEPreg 」は、独自開発の特殊フェノキシ樹脂が熱可塑の性質を有することから、再利用がしやすく、マテリアルリサイクルも可能となるため、環境配慮型の新しい素材として注目されている。
 同社は引き続き、独自素材の開発とパートナー企業との連携を通じて、次世代製品の創出に注量していく方針だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1764123285.pdf