| 2025年12月10日 |
| AGC、世界初・フッ素樹脂をリサイクル展開 |
| 【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:AGC |
AGCは10日、廃棄物からリサイクルされた蛍石を原料として製造したフッ素樹脂Fluon PTFEのGグレードが、米国のリサイクル規格「UL2809」に基づく第三者検証を完了したと発表した。 「UL2809 」は、ISO14021 に基づき事業者等が使用するリサイクル材の割合を自己宣言することに対し、第三者による検証方法を定めている規格。UL2809 に定められた検証をフッ素樹脂PTFEで完了した事例は過去になく、今回が世界で初めて。 フッ素製品は、半導体や輸送機器など幅広い産業で製品の性能・安全性・耐久性の向上を達成するために不可欠。だが、フッ素製品の出発原料である天然蛍石の埋蔵量には限りがあるため、フッ素をリサイクルし資源として循環させる仕組みが重要となる。 フッ素の循環方法としては、同一素材としてリサイクルする方法のほか、廃棄物からフッ素を回収し、リサイクルされた蛍石をフッ素製品の原料として再利用する方法が挙げられる。だが現在のところ、リサイクルされた蛍石の多くは、フッ素製品の原材料として再利用できるまでの品質に達していない。そのため、リサイクルされた蛍石の大部分は、それほど高い純度が必要でない製鉄時の融材などに使われる程度で、有効に再利用される蛍石の割合は、ごく一部にとどまっている。 AGCは、独自の知見で工場の廃棄物からリサイクルされた蛍石の品質向上に成功し、フッ素製品に活用しているが、今後は他社工場の廃棄物からリサイクルされた蛍石の再利用も検討していく方針だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1765333079.pdf |