1999年10月18日
EGアジアスポット市況高騰、韓国勢11月物700ドルでオファー
ポリエステル向け需要好調、3ヶ月で2倍上昇に
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 エチレングリコール(EG)のアジアスポット市況は、中国を中心としたポリエステル繊維向に依然として旺盛な需要が続く中、エチレン市況の高騰もあって強含みの展開が続いており、韓国メーカーでは11月スポット輸出価格をCFR・トン700ドルに引き上げる方針だ。
 現在のEGスポット価格は、中国、東南アジア向けがともに650~680ドル水準で取引されている。旺盛な需要により、韓国、日本メーカー各社ではフル稼働で対応しているものの、在庫水準も低レベルとなっていることから、スポット玉も大幅に減少した状況となっている。
 EGのアジア市況は、今年2Qには300ドル台前半にまで軟化していたが、7月以降韓国、台湾をはじめとした国内需要の回復、ポリエステル末端製品までの在庫整理の一掃、原料の高騰などもあって一本調子での上昇が続いている。こうした状況の中、9月には600ドルを超え、3ヶ月間で価格が2倍上昇したことになる。
 先月には台湾で発生した地震の影響で、一部のポリエステルメーカー設備にトラブルが発生したものの、EG市況への影響は出ていない。
 業界筋では、ナフサ価格の高騰もあり、採算的には各社ともに厳しい状況であるとして、原料面でのコストプッシュから、しばらくはメーカー側の値上げ圧力も続いていくとしている。