| 2026年01月20日 |
| 東ソー、微細構造と組成分析 同時に実施 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは20日、新しい材料開発の試みとして「微細構造と組成分析を同時に行える新手法を生み出すための研究」に着手したと発表した。 数種類の原料を混ぜて作る高分子材料は、構造が複雑化・微細化しているため、より詳しい構造観察へのニーズが高まっている。材料の構造を観察するには、大きく2つの方法がある。1つは、原子間力顕微鏡などを使って、高解像度で微細な構造を見る方法。もう1つは「赤外分光法」という、物質の組成を分析する方法だが、それぞれに向き不向きがある。 そこで、微細構造を観察する能力と、物質の組成を特定できる能力の両方を兼ね備えた「AFM-IR 」に着目し、高分子材料の構造解析に着手した。 ポリオールAとBという、2種類のポリオールで合成されたポリウレタンの場合、「AFM」を伝って観察すると、黄色とオレンジ色の濃淡がついており、それぞれのポリオールが分散していると確認できるが、どちらのポリオ―ルであるかまでは分析できない。だが「AFM-IR 」をを使うと、海島構造を形成していることが可視化でき、測定波数からポリオールAが島領域、同Bが海領域に存在することが分かる。 さらに拡大すると、島領域の中に海領域の成分が入り込み、逆に海領域の中にも島領域の成分が細かく混ざり合っている様子が観察できる。このように、AFM-IRを使うと材料の微細な構造を可視化し、組成分析まで行え、目的に応じた性質への改良に役立てることができる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1768885120.pdf |