2026年01月27日
北大、菌血症の早期予測モデルを作成
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:北海道大学

 北海道大学環境健康科学研究教育センターの岩田啓芳特任准教授および日本全国の8病院と3大学からなる多施設共同研究JA-BICA(Japan Bacteremia Inpatient Cohort Association)研究グループは、菌血症患者における「抗菌薬治療開始72時間以内の早期治療不応(Early Antibiotic Treatment Failure:EATF)」を予測する新たな臨床スコアモデルを開発したと発表した。
 多施設の入院菌血症患者データを用い、抗菌薬治療開始後72時間以内に十分な治療効果が得られない症例(EATF)に着目して、臨床現場で早期にリスク評価が可能な予測モデルを構築した。
患者背景や基礎疾患、感染症の重症度に加え、治療開始後の臨床経過に関する指標など、日常診療で取得可能な情報をスコア化しているなどの特徴を有する。特に、初期診療時の情報のみならず、治療途中の臨床情報を組み入れてEATFリスクを評価できる点に新規性を持つ。今後、早期の治療方針の見直しや集中管理の判断を支援し、菌血症診療の質向上に寄与することが期待される。
なお、同成果は1月13日付「Journal of Hospital Infection」誌にオンライン掲載された。

ニュースリリース参照
https://www.hokudai.ac.jp/news/2026/01/post-2173.html