2026年02月04日
菱ガス化、四日市の過酸化水素生産停止
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 三菱ガス化学は4日、2027年9月をめどに、四日市工場(三重県)の工業用過酸化水素の生産を停止すると発表した。
 過酸化水素は、無害な水と酸素に分解される環境に配慮した化学品として、紙パルプや繊維の漂白剤、各種工業薬品の酸化剤などに幅広い用途を持っている。また、誘導品の超純過酸化水素(超純過水)は半導体製造プロセスで洗浄剤として利用されている。
 同社は現在、四日市工場、鹿島工場(茨城県)のほか、共同過酸化水素(茨城県神栖市)、新酸素化学(北海道苫小牧市)で生産、海外でも中国、台湾、およびインドネシアに工薬過水の生産拠点を有し、国内外へ安定的に供給しているが、今回、国内拠点を再編し、より競争力のある体制を構築するため、四日市工場での生産停止を決めた。
 四日市工場では、1963年以来63年にわたり工薬過水を生産してきたが、設備の老朽化が進み、安定供給を継続するためには生産拠点の再編が必要と判断した。
 生産停止以降も、同工場の工薬過水出荷設備は西日本地区向けの出荷拠点として稼働を継続する。また、四日市工場での超純過水生産も継続する。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1770186797.pdf