2026年02月27日
東レ、3Dプリンタ向けに新真球粒子を開発
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 東レは27日、独自のポリアミド(PA)粒子化技術を用いて、パウダーベッドフュージョン(粉末床溶融結合)方式の3Dプリンタに対応した、高衝撃強度かつ3D造形物の高い表面平滑性を可能とするPA12の真球粒子「トレパール PA12」を開発たと発表した。

 樹脂粒子を用いるパウダーベッドフュージョン方式3Dプリンタには、高い寸法精度と強度の3D造形物を効率良く造形できる特徴がある。3Dプリンタ市場での樹脂粒子の素材としては、低温造形が可能なPA12が幅広く用いられており、市場の約7割のシェアを占めると推定されている。

 一方、市場で用いられるPA12粒子は不定形状で粒子が均質に並ばないことが多く、3D造形物に表面粗さが残るため、PA12粒子を使用した造形物の表面研磨など、後加工処理を行う必要がある。また、造形中の粒子間の隙間により、造形物内部に微細な空孔が生じやすくなり、密度が低下することによって、樹脂本来の機械特性(衝撃強度など)を発揮できなかった

 東レは、長年の実績と知見から独自の真球粒子化技術を有しており、高耐熱性を有するPA6真球粒子「トレパールPA6」を3Dプリンタ分野向けに展開し、自動車部材、オフィスチェア、電動工具などの分野に使用されてきた。

 今回、この真球粒子化技術をPA12に適用し、新たに3Dプリンタ向けPA12真球粒子「トレパール RPA12」の開発に成功した。従来の3Dプリンタ装置に適用できる。また、PA12粒子が均質に並び高密度化することにより、造形物表面の平滑化(約2.5倍)や衝撃強度の向上(約2倍超)を実現した。新にラインアップに加え拡充する。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1772155048.pdf