2026年02月27日
デンカ、スチレン関連事業の分社化検討へ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:デンカ

 デンカは27日、同日開催の取締役会で、スチレン関連事業の分社化について検討開始することを決めたと発表した。2027年4月を目途にスチレンモノマー。機能性樹脂およびシート製品を対称に分社化する方針で方法や時期、対称範囲、条件などの具体的内容は今後詰める。まだ検討開始段階だが、開示すべき事項が決まり次第開示する。
■検討開始の背景及び目的
 同社は、2030年に向けた経営計画「Mission 2030」におけるポートフォリオ変革として、外部環境の急激な変化を踏まえ、競争優位性のある事業への厳選に取り組み中だ。今回検討は、事業を縮小・撤退することを意図したものではなく、現在の体制のままでは持続的成長が困難であるとの認識の下、事業価値をより高めるための前向きな判断として実施する。
 対象事業を取り巻く環境は、グローバルでの生産設備の増強や需給バランスの変容に伴い市況変動が大きく、国際競争下では価格決定力も低下している。また、中長期的には炭素排出に伴うコスト等の負担増が見込まれ、装置産業として固定費比率が高い構造にある本対象事業は、稼働率の低下が収益性・キャッシュ創出力の低下に直結する。
 さらに、対象事業に関連する業界全体としても同様の課題を抱える企業が多く、個社単独での改善には限界があることから、業界内での連携や戦略的パートナーシップも視野に入れた柔軟な事業運営体制が求められる。分社化はデンカ本体内の改善だけでなく、外部パートナーとの協業や資本提携関係にも影響を及ぼす。
 
■目指す姿
 分社化の検討を通じて、対象事業の価値向上と持続的な競争力確保に向け、以下の姿を目指す。
▽外部連携による価値向上の検討
▽事業運営の機動性向上
▽収益構造の強化
▽環境対応への取り組み強化
■今後の見通し
 2027年4月を目途に、本件の検討を進めることに加え、関係法令・許認可等に基づく検討及び必要な手続を進める。今後、開示すべき事項が生じた場合には速やかに公表する。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1772169331.pdf