2026年03月03日
セ硝子、太陽光パネル 水平リサイクル開始
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:セントラル硝子

 セントラル硝子プロダクツ(本社:三重県松阪市、川瀬将昭社長)は3日、ウム・ヴェルト・ジャパン(本社:埼玉県寄居町、小柳巧美社長)で、圧縮破砕方式によって分離・回収された使用済み太陽光パネルのカバーガラス約 2トンを原料の一部に使用した、網入り磨き板ガラスの試験生産に成功し、2月から水平リサイクルを開始したと発表した。

 これまで、太陽光パネルのカバーガラスを板ガラスとして再資源化するリサイクルは、熱処理方式やホットナイフ方式による分離が一般的だった。圧縮破砕方式を用いた水平リサイクルは国内で初の取り組みとなる。
 日本国内では、耐用年数を迎えた太陽光パネルの廃棄量が2030年以降毎年数十万トンに達すると推計されており、その処理には大きな環境負荷が懸念されている。

 同社は 2026 年度に数十トン規模のリサイクルを見込んでおり、今後もカバーガラスの回収拠点を拡大し、さらなるリサイクル促進を図っていく計画だ。

 太陽光パネルの約6割を占めるカバーガラスを継続的にリサイクルすることで、廃棄物の削減に貢献する。また、リサイクルにより、板ガラスの製造に必要な珪砂・石灰石などの天然資源の採掘量およびガラス溶解時のエネルギーが低減でき、CO2排出量の削減につながる。
 同社は、板ガラスの水平リサイクルを通じて循環型社会の実現に貢献し、サステナブル社会の構築につとめる方針だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1772517104.pdf