| 2026年03月05日 |
| 東北大、同じ食事内容でもエネ吸収量は異なる |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
v 東北大学大学院 医学系研究科運動学分野の西田優紀講師らの研究グループは5日、過去50年分の国内外の文献を調査し、食品から摂取したエネルギーのうち、体内で消化・吸収される「消化可能エネルギー」に影響を及ぼす要因に関するエビデンスを整理したと発表した。 摂取0ネルギーは「食べた量」だけでなく、「どの程度消化・吸収されるか(吸収効率)」によって大きく左右される。食べ過ぎた場合、糞便中へのエネルギー排泄量は増加するものの、エネルギー吸収割合は比較的安定しており、一方で食物繊維やナッツ類を摂取した場合は、エネルギー吸収効率を低下させることを一貫して確認した。 70歳以上の高齢者や、明らかな消化管疾患を除く患者を対象としたエビデンスは依然として不足していることがわかった。 これまで体重管理は、主にエネルギー摂取量と消費量のバランスで議論されてきたが、摂取したエネルギーのうち、実際にどれだけが消化・吸収されて利用されるかについてのエビデンスは、体系的に整理されていなかった。 今回、過去50年分のヒトを対象とした研究を系統的にレビューしたことで、食事量や食事内容、加齢、疾消化可能エネルギー摂取量(DEI)及び代謝可能エネルギー摂取量(MEI)に影響することを明らかにした。同研究は、食品表示のエネルギーと実際に体内で利用されるエネルギーとの差を理解する基盤となり、肥満や低栄養、高齢者のフレイル対策など、幅広い体重管理・栄養戦略の科学的根拠を強化する成果となる。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/03/press20260302-03-ene.html |