| 2026年03月10日 |
| 九大、名札型ウェアラブル端末を開発 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:なし |
ウェアラブル端末が健康管理や行動分析に広く活用されているが、その多くは毎日の充電が必要であり、長期間の連続利用が難しいという課題があった。特に屋内環境では発電量が限られるため、電池に頼らず持続的に動作する技術の実現が求められていた。 九州大学大学院システム情報科学研究院の荒川豊教授らの研究グループは10日、室内の光と人の動きのみで発電し、電池にほとんど依存せず動作する名札型ウェアラブル端末の開発に成功したと発表した。 研究グループは、特性の異なる2種類の太陽電池と、動きを電気に変える素子を組み合わせた装置を設計・開発した。さらに、電力が不足した場合に自動的に省電力状態へ移行する制御機構を導入した。その結果、8時間の勤務時間のうち平均93.97%を発電のみで動作させることに成功し、8種類の部屋の識別を96.62%の精度で実現した。 同成果は、充電の手間を大幅に軽減する次世代ウェアラブル端末の実現につながる。長期間の行動記録や職場での健康支援、施設内の見守りなどへの応用が期待できる。今後はさらなる軽量化・小型化を進め、実用化を目指す。 同研究成果は、オランダの国際学術誌「Pervasive and Mobile Computing」( 2月5日 )にオンライン掲載された。 |