| 2026年03月12日 |
| 北大、コンピュータの中でニジマスを養殖 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:北海道大学 |
北海道大学大学院 水産科学研究院の高橋勇樹准教授らの研究グループは11日、コンピュータのなかでニジマス(Oncorhynchus mykiss)の成長を再現する養殖シミュレーションモデルを開発し、実際の飼育試験データとの比較検証を行ったと発表した。 同研究では、魚のエネルギー収支に基づく成長モデルと、魚の遊泳行動を再現する行動モデルを用いることで、魚が遊泳して摂餌量に応じて成長するという、飼育をまるごとコンピュータ上で再現できるモデルを構築した。併せて、シミュレーションによる成長を飼育実験と比較した。その結果、シミュレーションによる成長曲線は実験で得られた測定データとおおむね一致し、本モデルが養殖成長の再現に有効であることを示した。 養殖現場では、従来から給餌量や個体数の設定は経験や試行錯誤に依存する部分が大きい。今回の研究成果は、養殖条件を事前にコンピュータで検証することを可能にし、効率的で安定した養殖管理に貢献する基盤技術となることが期待される。 同技術は現在、サクラマス等の他魚種への応用や大学発スタートアップによる社会実装を進めており、今後、陸上養殖の効率化につながることが期待される。 なお、本研究成果は2月7日公開の「Scientific Reports」誌にオンライン掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.hokudai.ac.jp/news/2026/03/post-2217.html |