| 1999年10月05日 |
| 米国、アジアでEDC、VCM価格上昇続く |
| 需要旺盛、一部にプラントトラブルも |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
塩ビ樹脂(PVC)メーカー各社は米国や極東地区で原料EDC(二塩化エチレン)、VCM(塩ビモノマー)市況が急激な上昇をみせていることに、警戒感を強めている。先のEPCAでもEDC価格は米国で10月のポンド14~15セント(トン当たり310~330ドル)から11月以降16~17セント(352~374ドル)、アジアでは10月のトン320~340ドルから11月は350~365ドル、12月385~395ドルとさらに高い上昇が見込まれるとの報告があった。商社筋によると米国ではFPCのプラントトラブルやダウケミカルの電解増設立ち上げの遅れなどが一因だが、それ以上に国内需要そのものが強いため、輸出はかなり限定された量になるとの見方がつよい。一方、アジア市況もサウジアラビアのSADAFの電解EDCプラント(能力はEDC年産87万トン)のトラブルが続いている上、来年2月には1か月の定修を予定していることもあって、需給にタイト感が強まっている。 これに伴いVCM市況も上昇をみせ、米国では10月のポンド21.5セントから11月以降22セント(トン520~550ドル)台乗せは確実とみられている。アジアも10月のトン550~560ドルから来月以降600~630ドルに値上がり必至の情勢という。こうした事情からPVC価格は急上昇をみせており、とくにアジア地区ではすでに一部700ドル台、年末にかけて810ドルまで上昇するとの見方が有力となってきている。なおわが国メーカー筋はすでに輸出価格800ドルを打ち出している。 |