2026年03月24日
東北大、指先の色の変化でAR/MR 操作を実現
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東北大学

 AR/MR機器には、コントローラなどを使用せずに手の動きだけで操作する「空中ジェスチャ」が広く用いられているが、この方法は長時間の操作で腕が疲れやすく、触覚フィードバックが得られない。このため、壁や机などの平面を利用したタッチ入力の研究が進められてきた。だが多くの場合、深度センサなどの装置が必要だった。

 東北大学電気通信研究所の研究グループは24日、指先の皮膚が押されることで色が一時的に白くなるブランチング現象を利用した新しい入力手法 「BlanchTouch」を開発した。

 この技術は、AR/MRヘッドマウントディスプレイのカメラ映像からAIが指先の状態を認識し、硬い面に触れたことを検出する。その結果、壁やパーティションなどの身近な平面を即席の入力パネルとして利用することが可能となる。これにより特別な装置や事前のキャリブレーションを必要としないAR/MR操作を実現した。本技術は、AR/MR機器の日常生活での利用拡大を支える基盤技術となると期待される。

 同研究成果は、3月23日に国際会議「33rd IEEE Conference on Virtual Reality and 3D User Interfaces (IEEE VR)」で口頭発表された。