| 2026年03月25日 |
| 北大、軽度認知症早期発見のカギつかむ |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:北海道大学 |
北海道大学大学院 保健科学研究院の研究グループは25日、南フロリダ大学の研究チームと共同で、唾液、血漿、糞便サンプルの非標的脂質プロファイリングを実施し、軽度認知障害(MCI)に関連する有望な脂質バイオマーカーの同定成功したと発表した。 アルツハイマー病(AD)は世界中で認知症の主な原因であり、高齢化に伴いその有病率が急増している。軽度認知障害(MCI)は正常な老化と認知症の間の早期の過渡期であり、介入の重要な機会となるが、現在のAD診断法では早期発見は不十分だった。 脂質は脳の構造や機能に必須で、脂質代謝の異常は神経変性において重要な役割を果たすことが示唆されている。近年、液体クロマトグラフィー/質量分析法(LC/MS)を用いたリピドミクスが注目されており、唾液や糞便などの非侵襲的サンプルから脂質バイオマーカーを取得する研究が進められている。だが、MCIの早期発見を目的とした複数の体液における統合的リピドミクス分析は依然として限られている。 今回研究では、65~85歳の高齢者の唾液、血漿、糞便サンプルを対象に、高性能液体クロマトグラフィーと高分解能質量分析法を組み合わせ、MCIに関連する明確な脂質組成シグネチャーを同定した。さらに、五つの主要脂質クラスにわたり200種類以上の脂質分子種をアノテーションした。 これらの研究成果は2月16日付「Translational Psychiatry」誌にオンライン公開された。 ニュースリリース参照 https://www.hokudai.ac.jp/news/ |